N・Partner管理栄養士インタビュー vol.01 大野翔子さん
精神科医監修・AI技術を活用した食事コーチングサービス「N・Partner」で活躍する管理栄養士へのインタビュー連載です。最先端のキャリア形成のヒントが詰まっています!
なぜ管理栄養士になろうと思ったのですか?
私自身が食べることや料理が好きであり、幼少期から食に興味がありました。また、私は学生時代に柔道部に所属しており、その時に階級を変えるため、2週間で4㎏落とすという無茶苦茶な減量をしました。しかしその時は栄養学の知識がなかったため、りんご1日1個などの無理な減量で、目標体重を達成したものの、体がふらふらになり、思ったような結果が残せませんでした。その時に、料理だけでなく栄養学自体に興味を持ちました。そのため、大学進学の際に管理栄養士養成課程のある学科に進学し、管理栄養士免許を取得しました。
今までどんなお仕事をされていて、今回なぜニューパートナーに興味を持たれたのですか?
大学卒業後、サプリメント会社に新卒として入職しましたが、サプリメント業界の科学的根拠の乏しさに疑問を抱き、人におすすめをするとなった際に、多くの方がサプリメントを使用するよりも解決すべき問題を抱えていることに気付きました。企業として商品を売るゴールの栄養相談ではなく、その人に合わせた栄養指導で、栄養学を生かしたいと感じ、3ヶ月で会社を退職し、フリーランスになりました。
フリーランスの仕事内容は、プロアマ問わず野球やサッカー、体操選手などへの栄養サポートです。しかし、アスリートに対して栄養指導していく中で、やはり臨床の知識は必須と感じ、総合病院の常勤に転職し、副業としてスポーツ栄養を続けていました。総合病院では、科長として病棟管理、外来栄養指導、NSTなど管理栄養士としての業務を4年半ほど積み、結婚を機に退職し再びフリーランスとなりました。フリーランスになってからは、スポーツ栄養、こども園の食育、美容・ダイエット指導などの業務をしていました。
様々なライフステージ、ライフスタイルに合わせて栄養指導をした中で、ネットなどで氾濫する健康情報や食事に関する迷信、営利目的で間違った情報を広めるインフルエンサーなどに悩むことがありました。しかしそれを信じる方々が悪いことがすべてではなく、話を聞くと、管理栄養士の関わり方がよくなかったことで、「管理栄養士が言うことよりもネットの方が参考になると感じた。」あるいは、「食事の相談をしたいけれど誰に聞けば良いか分からなかった。」といった多くの感想をいただきました。
その時、管理栄養士の地位がもっと高く、かつ身近になり「食事や栄養のことを聞くなら管理栄養士に聞くのがベスト」という考えが浸透すれば、エセ科学が少しでも減り、食事に悩む人の助けになるだろうと感じていました。
そのためには、現場よりももっと根本から変える方法はないかと考えていた時に、タウンドクターと出会い、管理栄養士の栄養指導の質を高めるというところに非常に興味を持ちました。
ニューパートナーでは、実際にどんなお仕事、または働き方をされていますか?
私はフルタイム勤務で、平日9時~22時のうちの8時間勤務のフルリモート制で働いています。毎日出勤して仕事をしていた病院時代とは異なり、ライフスタイルは大きく変わりました。仕事を集中して取り組み、時間の融通をつければ、昼間にカフェやランチを楽しむことができ、病院勤務時代はなかなか有給をとらないといけなかったものが自分の裁量で生活に組み込めるところがとても良いと感じています。祖母の通院に付き添うことや、私自身の持病での通院も、この働き方にかなり助けられています。
ニューパートナーで働くようになって、良かったのはどんな点ですか?
スタートアップ企業ということで会社のメンバーが少なく、風通しが非常に良く、スピーディーにすべてのことが進みます。病院時代は、志があってもなかなか思ったスピードで物事が動かず悔しい思いをしたこともあり、良いと思ったらすぐに取り入れる、チャレンジするという自分の気質にかなり合っていると感じています。
ニューパートナーで働くようになって、ライフスタイル・メンタルなど、ご自身の人生に変化はありますか?
臨床の世界とビジネスの世界では、求められているものや働く上での動き方などが異なるため、新しい世界を知ったことが楽しく、ビジネスの世界で学ぶことは、管理栄養士としてのキャリアを積む上でもかなり役に立つことだと確信しています。
楽ではあるが変化の少ない仕事よりは、忙しい時があっても毎日変化がある仕事の方が楽しくモチベーション高く保てる性格のため、周囲に仕事が楽しそうとよく言われています。
管理栄養士としての今後の目標はありますか?
管理栄養士の免許を持っていても、使わずに働いている人が多く、管理栄養士であることをもっと前面に押し出して仕事ができる機会が増えればよいと思います。「栄養や食事に関する疑問は管理栄養士に聞くのがベスト」という意識を世間に根付かせたい、管理栄養士をもっと身近にしたい、という思いを学生時代からずっと持っています。
そのためには管理栄養士の地位をもっと高くする必要があり、管理栄養士の質を高める必要があります。管理栄養士の質とは何かを考えたとき、やはりいかに対象者の行動変容を促すかがカギだと思います。そのためには、栄養学的に正しい知識だけでは不十分で、信頼関係があってこそだと考えています。
病院時代は、「こういう人にはこういう言葉かけが良さそうかな。」と感覚でしていたことが、ニューパートナーでは、精神科学のエッセンスをしっかり学ぶことでき、論理的に理解できるようになりました。理論を学ぶことで、再現性があり、管理栄養士の経験やコミュニケーション能力に依存せず信頼関係を築くことができます。その結果、栄養指導の質を保つことができ、管理栄養士の地位向上に繋がると信じ、日々仕事に取り組んでいます。
どんな方にニューパートナーで働くことをおすすめしたいですか?
変化を恐れない、チャレンジ精神旺盛な人です。なによりも管理栄養士としての新しい働き方をどんどん切り拓いていきたいという向上心のある人を求めています。
当メディアでは、管理栄養士の皆さまのキャリア形成をサポートすべく、「N・Partner(ニューパートナー)」管理栄養士インタビューを定期的にアップしていきますので、どうぞお楽しみに。
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