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うつ状態がある20歳の若い方で、薬の副作用で体重が増えてしまったとお話されています。どのようにアプローチしたらよいでしょうか

管理栄養士として患者さんと向き合うときの素朴な疑問に、精神科医監修・AI技術を活用した食事コーチングサービス「N・Partner」の精神科医がお答えします!

Q. うつ状態がある20歳の若い方で、薬の副作用で体重が増えてしまったとお話されています。どのようにアプローチしたらよいでしょうか。とても真面目で100点を目指してしまうタイプです。

精神状態と生活習慣の関連性を理解する

まずは、精神状態と生活習慣病の関連性は把握しておきましょう。
これらは密接に関わっており、精神状態が悪化すると生活習慣が乱れ、それがさらに精神不調を悪化させる、そんな悪循環に陥りやすいものです。

またうつ状態は他にも支障をきたすことから、まずは精神状態の安定を何より優先する必要があります。もちろん、それは精神科医の役割です。

負担のかからないアプローチを重視する

指導において重要なのは、指導内容や負荷で精神的に負担をかけないことが大切です。なので、その辺はまず注意を払いながら、コミュニケーションをとっていきましょう。その上で、負担のないことから少しずつ、やっていくことを約束して、本人ができそうなことからアプローチしていきましょう。

ここで大切なのは、こちらがあえてブレーキをかけてあげることです。精神的にバランスがとれていない方は、自分でブレーキをかけることが苦手です。特に真面目であれば、メランコリー親和型の可能性があります(うつ病になりやすい病前性格のことを言います(真面目で誠実で他者配慮性があり、思いやりのある方)。その場合100点をどうしても目指してしまう傾向があります。したがってこちらからブレーキをかけてあげる意識をもつとよいです。

回答者 : タウンドクター株式会社CMO 精神科医 公受 裕樹

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