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理由をつけて提案を断ってくる人にはどうしたらよいでしょう

管理栄養士として患者さんと向き合うときの素朴な疑問に、精神科医監修・AI技術を活用した食事コーチングサービス「N・Partner」の精神科医がお答えします!

Q. 理由をつけて提案を断ってくる人にはどうしたらよいでしょう。「こちらから~はどうですか?」「どれならできそうですか?」と聞いても答えに詰まってしまう様子です。

否定せずに寄り添う姿勢を大切に

もちろん、まずは否定しないこと、寄り添うことを大事にしてください。なかなか「はい」と言ってくれない方に対して、指導者は態度に出てしまうリスクがあります。そこはグッと堪えて、プロとして寄り添う姿勢を貫きましょう。その上で、まずは現状把握が大事です。

現状把握が重要

まずは現状の把握が重要です。具体的には、自信度と重要度、そして1日の生活リズムを明らかにしてみましょう。重要度・自信度モデルというのがあります。重要度はその行動変容が重要であるという意識を指し、自信度はその行動変容を実現できる自信を指します。もし重要度が低かった場合、行動変容を促すのは難しいかもしれません。無理に進めるのではなく、信頼関係の構築や動機づけに焦点を当てるアプローチに切り替えましょう。

相手の生活リズムを理解する

一方、自信度が低い場合は比較的アプローチしやすいです。自信度を上げる方法はネットにものっているので、ぜひ参考にしてみてください。そして、その方の1日の流れを一旦明らかにしてみましょう。実は、本当にその方の1日が多忙すぎて、こちらが簡単だろうと思っている提案が、その方にとってはハードルが高いのかもしれません。その方の目線の高さにできるだけ近づくためにも、普段の生活や本人の負担感などを把握することを優先すると、本人がしっくりくる提案も増えてくるかなと思います。

回答者 : タウンドクター株式会社CMO 精神科医 公受 裕樹

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