管理栄養士として患者さんと向き合うときの素朴な疑問に、精神科医監修・AI技術を活用した食事コーチングサービス「N・Partner」の精神科医がお答えします!
Q. 指導中、患者さん本人ではなく奥様がお話しされることが多いので、ご本人がどのように感じていらっしゃるかは推測での会話になってしまいます。この場合どうしたらよいでしょうか。
積極的な患者さんは話すことも多くなりますよね。さらにそれが盛り上がると、本当はもっと他のことも聞きたいし、進めたいのに、患者さんのペースになってしまい、時間だけが過ぎていく。よくあることです。まずは、このように患者さんが話してくれるということは、管理栄養士さんを信頼してくれている証拠というのは、しっかり自信をもってください。
「転換の要約」を活用しよう
その上で、ある程度、患者さんの話を聞いたら、「要約」を使うと良いと思います。途中で、「じゃあこれまでのお話をまとめさせていただくと〜〜〜ということですね。なるほど。じゃあ〜〜〜はどうですか?」というふうに進めるとうまくいくことが多いです。これを「転換の要約」と言います。要約は患者さんからしても、話をきちんと聞いてくれていると感じますし、次の話題に移るのも自然な話の流れで進めることができる技術です。
それでも時間が限られている場合
また「転換の要約」の他に「お話していただいて大変嬉しくお物ですが、大変心苦しいのですが、時間が限られておりまして、このお話もさせていただいてもよろしいでしょうか?」と素直に謝り、次の話題にいく許可をもらうのも全然悪くありません。これで嫌がる患者さんはあまりいませんので、ぜひ素直に相談する形でお伝えしても良いと思います。試してみてくださいね。
回答者 : タウンドクター株式会社CMO 精神科医 公受 裕樹
CONTACT
お問い合わせ
当社へのお問い合わせ・ご相談は
お気軽に以下のフォームからご連絡ください。