管理栄養士として患者さんと向き合うときの素朴な疑問に、精神科医監修・AI技術を活用した食事コーチングサービス「N・Partner」の精神科医がお答えします!
Q. 話し出すと長く、主導権を握りにくい患者さんは少し困ってしまいます。どうしたらよいでしょうか。
対話の円滑な進行をサポートするために、以下のテクニックを活用してみてください。
1. 最初に時間の枠組みを明示することで、話題の展開がしやすくする。
2. 時間が限られている場合には、率直に次の話題へ進む許可を求める。
3. 転換の要約を活用して、話題の移行をスムーズに行う。
1 . 最初に時間の枠組みを明示することで、話題の展開がしやすくする
傾聴による対話は、コントロールが難しい場面も多々あります。そのため、最初に「20分ほどのお時間をいただき、食事に関してお話させてください」と伝え、途中で「全体で20分しかないので、次の話題に進んでもよろしいでしょうか」というようなアナウンスをすると、対話の展開がスムーズになります。事前に伏線を仕掛けると良いのです。
2. 時間が限られている場合には、率直に次の話題へ進む許可を求める
また、「時間が限られているので、大変申し訳ないのですが、続きは次回お聞かせいただきたいのですが、ちょっとこのお話をさせていただいてもよろしいでしょうか」と率直に伝えるのも効果的です。実際に、そういった要望に嫌な顔をする人はほとんどいません。このように、聞く姿勢を崩さず、対象者と相談する感覚で伝えると良いでしょう。
3 . 転換の要約を活用して、話題の移行をスムーズに行う
また、「転換の要約」を活用するのも有効です。これまでの話を要約し、次はこのテーマについて話しましょうと展開することで、対話のスムーズな進行が期待できます。
回答者 : タウンドクター株式会社CMO 精神科医 公受 裕樹
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