もちろん、まずは否定しないこと、寄り添うことを大事にしてください。
なかなか「はい」と言ってくれない方に対して、指導者は態度に出てしまうリスクがあります。
そこはグッと堪えて、プロとして寄り添う姿勢を貫きましょう。
その上で、まずは現状把握が大事です。
では、現状の何を分析するのかというと、自信度と重要度、1日の生活リズムを明らかにしてみると良いです。
重要度・自信度モデルというものがあり、
重要度はその行動変容が重要であるという意識、
自信度はその行動変容をできるという自信を言います。
もし重症度が低かったら、これはなかなか行動変容を起こすのが難しい状況です。
無理に進めず、信頼関係の構築、および原動力などを明らかにするアプローチに切り替えます。
一方、自信度が低い場合は比較的アプローチしやすいです。
自信度を上げる方法はネットにものっているので、ぜひ参考にしてみてください。
そして、その方の1日の流れを一旦明らかにしてみましょう。
実は、本当にその方の1日が多忙すぎて、こちらが簡単だろうと思っている提案が、
その方にとってはハードルが高いのかもしれません。
その方の目線の高さにできるだけ近づくためにも、
普段の生活や本人の負担感などを把握することを優先すると、本人がしっくりくる提案も増えてくるかなと思います。