動機づけ面接では、間違っていることに対して、
反射的に正そうとする行為(正したい反射)は信頼関係などの観点からよくないとされています。
特に行動変容が必要な方に対して、パターナリズムはあまりよくありません。
正しいと思われていることに対して(実際は間違っている)、真向から否定すると抵抗感になります。
ではどうするかというと、まずはそうした考えを傾聴し、背景などを把握することを心がけます。
なぜ、そのような考えになったのか、なぜそういう習慣になったのか。
その背景にある原因、理由を明らかにし、その根底からアプローチする方法を考えると、行動変容につなげやすいです。
厳しく言うことは全てが悪いわけではないですが、それはあくまで手段です。
目的をきちんととらえ、その実現可能性を極限まで高める方法を考えると、
厳しく言うこと以外にやり方があるのではないでしょうか。