そうですね。
レベル1は傾聴をメインにしながら、信頼関係を構築していくことを優先します。
少しずつ信頼関係が構築されてきたら、
その中で、徐々に促していく必要があります。
その促し方の話になりますが、
まずは「対象者の原動力を探る」ステップが大事になってきます。
人は行動変容を起こす時、何らかの原動力が必要になります。
その原動力は必ずしも生活習慣の改善や生活習慣への知識からくるものでなくてもよいです。
家族のため、お金のため、仕事のため、趣味のため。その人にとって人生の優先順位があります。
その優先順位を考えた時に、手段として生活習慣の改善があり、行動変容が現れる。
そんな流れが多いかと思います。
したがって、まずは、その方の原動力、
つまり認知行動療法の中では「価値」と呼ばれるものになりますが、
それを明らかにしていくことが大事になってきます。
一方、なかなか動かない場合、
その方の過去に何か抵抗を生むことがあるのかもしれません。
そうしたものを一緒に取り除いていくアプローチも非常に効果的です。
すると、レベル1からレベル2にもっていきやすくなります。