こちらの記事はクリニック向けに、外来栄養食事指導(以下、栄養指導と呼びます)を患者様へご案内しやすくなるタイミングやポイントについてご紹介させていただきます。
今回は「減量が必要な患者様へのお声がけ」についてご紹介させていただきます。
減量がなかなかうまくいかない患者様…
BMIが25を超え、他の血液検査数値も芳しくない状態の患者様の中でこんな発言ありませんか?
- 「減量ですね、やってみます」
→この数ヶ月後、体重減少の兆候が見られないどころか体重が増加している。 - 「太ってるのが悪いのは分かるけど、どうしたら良いかわからない」
→次年度の健康診断で再度要検査の文字があった。 - 「痩せろって言われても、理想的な食事なんて忙しくてできない」
→このままでは服薬開始、または内服の量が増えてしまう。
実際に、なかなか減量に踏み出せない患者様も多いと思います。
こうした場合、以下のようにお声かけをお願いします。
「管理栄養士さんと一緒に減量に取り組んでみませんか?〇〇さんに合わせた具体的な食事の相談に乗ってくれますし、パートナーとして前に進むのを、サポートしてくれますよ。」
実際に管理栄養士から指導を受け、減量に取り組んだ患者様は以下のような効果が認められました。
- 体重減少とともに血糖関連の数値の改善が認められた方
- 減量の停滞期でも、栄養指導があったからこそ乗り越えて目標体重に到達した方
減量が必要な患者様にとって、栄養指導は重要です
先生と管理栄養士の連携による栄養指導が、患者の健康を取り戻すためのきっかけになることもあります。
管理栄養士による栄養指導では、丁寧なヒアリングを通じて患者様に寄り添って行います。
患者様のニーズや制約に合わせた具体的なアドバイスを行い、患者様の生活情報を管理栄養士が詳細に把握しますので、診察中にはなかなか聞けなかった内容を、先生にご共有することが可能になります。
減量への一歩が踏み出せない、減量が思うように進まない患者様には、ぜひお声かけいただけると幸いです。
今回は、栄養指導をお勧めしやすいケースとして「減量が必要な患者様」をご紹介しました。
私たちも患者様がよりよい生活を送ることができるように、ご一緒にサポートさせていただければ幸いです。
タウンドクターでは、外来患者様へオンライン栄養指導のサービスを実施しております。詳細なお問い合わせについては下記のフォームからお問い合わせください。