管理栄養士として患者さんと向き合うときの素朴な疑問に、精神科医監修・AI技術を活用した食事コーチングサービス「N・Partner」の精神科医がお答えします!
Q. 間食を摂取しているのに、それをなかなか教えてくれない人へは、どのように聞いて、引き出せばよいのでしょうか。
間食について正しく教えていただけない対象者様への対応としては、まずなぜ教えてくれないのか、言及してくれないのかを考える必要があります。その場合、以下2つの要因が考えられます。
- 対象者本人がそれを間食と認識していない
- 対象者と間食について話せる信頼関係ができていない
1. 対象者本人が間食を認識していない場合の対応
対象者自身が間食をしていると認識していない場合、まずは間食とは何かを明確にして、しっかりとお伝えすることが大切です。例えば「夕食後から寝るまでに何か食べますか?」といった質問を通じて、間食の定義や意義を説明しましょう。
2. 対象者と信頼関係ができていない場合の対応
この場合は信頼関係の構築を優先し、焦らずいきましょう。人によっては、自分の食生活を話すことを恥ずかしいと感じることもあります。
従って、それを話してもよい相手と認識してもらうためにも、「この指導の場はあなたにとって安全な場ですよ」、「私はパートナーですから話しても安全ですよ」、という意識をもってもらうことを優先しましょう。
決して「対象者様を疑うこと」をしてはなりません。そうした態度や様子、発言があった瞬間、信頼関係が崩れ、一切話してくれなくなります。この場合は、焦らず。慎重に信頼関係を構築しながら、ヒアリングしていきましょう。すると少しずつ聞き出せるようになります。焦らず、焦らず。
回答者 : タウンドクター株式会社CMO 精神科医 公受 裕樹
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