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たんぱく質を摂ってほしいときのおすすめの方法はありますか

たんぱく質を摂ってほしいときのおすすめの方法はありますか

管理栄養士として患者さんと向き合うときの素朴な疑問に、精神科医監修・AI技術を活用した食事コーチングサービス「N・Partner」の精神科医がお答えします!

Q. たんぱく質を摂ってほしいときのおすすめの方法はありますか

まず、たんぱく質を摂ってほしい理由を確認しましょう。

対象者が高齢者の場合

高齢者の場合は、フレイル予防に役立ちます。高齢者は食事内容がお茶漬けやごはんと漬物と野菜系の煮物だけと、たんぱく質自体が少ない献立になっているケースがあります。豆腐や納豆、卵、魚、牛乳などは比較的取り入れてもらいやすいため、プラスをするように声掛けをしましょう。筋力の維持のためにはたんぱく質はこまめに摂ることが大切です。

対象者が若者の場合

若者の場合、たんぱく質は筋力の維持・増強に役立ち、腹持ちが良くなるため、満腹感を得ることができます。さらに、たんぱく質の摂取量が増えると、相対的に糖質の摂取量が減るため、健康にも良い影響を与えます。例えば、間食でシュークリームを食べる代わりに、高タンパク質のヨーグルトを摂取するように変えることができます。

たんぱく質を含むおすすめの間食としては、ゆで卵、魚肉ソーセージ、サラダチキンなどがあります。高血圧などで塩分の摂取量が制限されている場合には、高タンパクのヨーグルト、プロテインバーなど、塩分を摂取しないでたんぱく質を摂取できる食品を選ぶようにしましょう。

摂取方法についてのアドバイス

1日に体重1kgあたり0.1gのたんぱく質を摂取するだけでも、筋肉量の増加につながるという研究結果もあります。例えば、体重が60kgの人なら、卵1個分を追加するだけで良いとされています。*

筋力の維持には、たんぱく質をこまめに摂取することが重要です。夜などでまとめて摂るよりも、毎食たんぱく質が摂れるようにヒアリングした食事内容を基にどの食事でプラスすればよいかもアドバイスできるとより丁寧です。ぜひ、活用してみてください。

*OXFORD ACADEMIC, “Dose–response relationship between protein intake and muscle mass increase: a systematic review and meta-analysis of randomized controlled trials “ (参照 2023-05-15)

https://academic.oup.com/nutritionreviews/article/79/1/66/5936522

回答者 : タウンドクター株式会社CMO 精神科医 公受 裕樹


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